Version 1.52
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■ソフトの紹介
いわゆるCPU使用率をモニタするソフトで、マルチCPU環境(コア数制限無し)にも対応しています。
WindowsNT系(NT/2000/XP/2003/Vista)の環境でCPU使用率をリアルタイムにメーター&グラフ表示します。
まだWindowsXPも無くWindows98が主流だった頃、NTカーネル系(当時はNTか2000)用のCPUモニタソフトがほとんど無かったため作成しました。
また当ソフトでは当初からマルチCPUに対応しており、CPU個別に使用状況を表示できる等の特徴を持っています。
*このソフトはWindows NT系専用です。Windows 95/98/Meでは動作しないのでご注意ください。
※OSのパフォーマンス系チューニングをしていると、当ソフトが正常に動作できなくなる場合があります。ご注意ください(原因と対処法についてはこちらを参照)。
■機能・特徴
公開当初とは違って現在はWindowsXP/Vistaの普及にともない、他ソフトでもNT系で動作するのが当たり前になりました。
中にはプログラムランチャーやメモリ管理等の機能と組み合わせた高機能なものや、スキン変更でデザインをカスタマイズできるようなソフトもあります。
当ソフトはそれら他ソフトとは別路線として、あくまで「CPU使用率をモニタする」機能を主眼にしており、その分他のソフトには無い機能を備えています。
(* と言いながら「おまけ機能」として幾つか機能を追加してたりもします。^^;)
以下は当ソフトの特徴です。
- マルチCPU対応(CPU個別表示が可能)
- CPU使用率の状況をログファイルへ保存する機能。
- アクティブウィンドウのタイトルバーへ状況を追加表示する機能。
- タスクバーアイコンでの状況表示機能。(自分で用意したアイコンも使用可能)
- ウィンドウの半透明表示機能(WindowsNTを除く)。
- 起動オプションによる自動終了機能。
- プログラムサイズ、常駐サイズが小さい。
- 背景スキンを変更可能。(おまけ)
- メモリ使用量の表示が可能。(おまけ)
特にマルチCPU環境(含むPentium4のHT)におけるCPU個別表示やCPU使用率のログ保存は、最近でもあまり他ソフトには無い機能かもしれません。
また「おまけ機能」としてのメモリ使用量表示ですが、最近では珍しくなくなってきた2Gバイトを超えるメモリを搭載している場合でも問題なく表示できます(NTを除く)。
(更新履歴)
■ファイル構成
ntcpu.chm :HTMLヘルプファイル(このファイル)
ntcpu.exe :実行ファイル
ntcpu.exe.manifest :XP用マニフェストファイル
ntcpu.ini :設定ファイル(提供ファイルには含まれません)
default\ : デフォルトの背景スキン
サンプルスキン\ : 背景スキンのサンプル
sample\ : アニメアイコンのサンプル
*設定ファイルについて
設定ファイルが存在しなくとも、ソフトを実行すると初期値で起動されます。
設定ファイルは実行ファイルと同じフォルダに作成されますので、もしウィンドウ位置がおかしくなって画面範囲から見えなくなってしまったような時や設定をリセットしたい時は、このファイルを削除してから起動してください。
■インストール/アンインストール
インストールは、ダウンロード後解凍してできたファイルを同じフォルダにまとめて置いてください。特別なランタイム等は使用していません。
アンインストールも、上記ファイル群を削除すればOKです。レジストリには書込みしていません。
■使い方
- 起動するとデスクトップ上にメインウィンドウと、タスクトレイにアイコンが表示されます。
このアイコン上でもCPU使用率のトータル値を表示させることができます。(【アニメアイコンについて】も参照のこと)
- メインウィンドウ上でマウス左ボタンを押しながらドラッグすると、ウィンドウの位置を移動できます。
- マルチCPU環境において「CPU個別表示」が有効で表示形式が「省スペース」では無い時、メインウィンドウの四隅をドラッグしてリサイズすることにより、メーターの配列(縦横の個数)を変更できます。
【メータ表示例】
(下のイメージは合成です。ウィンドウを複数配置できる訳ではありません。^^;)
- メインウィンドウかタスクトレイアイコンの上でマウス右クリックするとポップアップメニューが表示されます。
- タスクトレイのアイコンをマウス左ボタンクリックすると、メインウィンドウが非表示(「ウィンドウを隠す」の状態)の時や他のウィンドウに隠れているような場合、前面に表示されます。すでに前面に表示されている場合は、非表示になります。
- タスクトレイのアイコンをマウス左ダブルクリックすると、Windows標準のタスクマネージャを起動します。
- オプションでウィンドウの透明度を設定してメニューの「半透明表示」をチェックすると、メインウィンドウが半透明表示できます。(WindowsNTを除く)
- 起動時にコマンドラインオプションを指定することで、一定時間を過ぎた後に自動終了させることができます。
【コマンドラインオプション】
形式: ntcpu [/E:T1[,T2[,T3]]]
T1:起動から終了するまでの秒数。(1以上)
T1秒後に終了する。
T2:終了時のCPU使用率(%)。
T1秒経過後、CPU使用率がT2%以下になると終了する。
T3:CPU使用率持続時間。
T1秒経過後、CPU使用率がT2%以下の状態がT3秒間(*)続くと終了する。
(* 正確にT3秒ではなく、モニタ間隔単位の時間になる)
(例1) ntcpu /E:5
起動して5秒経つと自動的に終了。
(例2) ntcpu /E:3,5
起動して3秒経過後、CPU使用率が5%以下になった時点で終了。
(例3) ntcpu /E:1,1,3
起動して1秒経過後、CPU使用率が1%以下の状態が3秒以上続いた時点で終了。
オプションはショートカットを作成して追加するか、コマンドプロンプト上からの実行で指定してください。
【メニュー】
*各項目のチェック状態は終了時に設定ファイルに保存されます。
ウィンドウを隠す |
これをチェックすると、ウィンドウを非表示にします。チェックを外すと再表示されます。 非表示状態の時にタスクトレイのアイコン上にマウスを乗せると、ツールチップウィンドウに使用率が%表示されます。 |
マウスオーバー時 |
マウスがウィンドウの上にかかった時の、ウィンドウの挙動を選択できます。
標準
通常の表示状態です。
このモードでのみ、ウィンドウを移動したり、設定オプションでのマウスオーバー関連設定が有効になります。
隠す
一時的に非表示になり、マウスがウィンドウの元位置より外に出ると自動的に再表示されます。
避ける
一時的に周囲のスペースに移動し、マウスがウィンドウの元位置より外に出ると自動的に元位置に復帰します。
|
常に最前面 |
ウィンドウを最前面に表示するかどうかを切り替えます。 |
半透明表示 |
これをチェックすると、ウィンドウの半透明表示を有効にします。
未チェック状態では、オプションの透明度値によらず不透明表示になります。 |
画面端にスナップ |
これをチェックすると、ウィンドウを移動する際、ウィンドウの端が画面(デスクトップのワークエリア)の端近くで画面の端に吸着(スナップ)し、また画面外にはみ出さなくなります。 |
メモリ容量表示 |
オプション設定の「おまけのおまけ」をチェック状態にするとこの項目が有効になります。
これをチェックすると、ウィンドウの上段に物理メモリの総サイズと現在使用サイズがMB単位で表示されます。
また表示行のアンダーラインでは棒グラフ状に使用率を表します。 |
タイトルバーに寄生 |
これをチェックすると、アクティブウィンドウのタイトルバー文字列の最後にCPU状態の表示を追加することができます。 |
アイコンでもモニタする |
これをチェックすると、タスクトレイのアイコン上でもCPU状態(トータル%)を表示することができます。 |
CPU個別表示 |
マルチCPU環境の場合、各CPUごとに状態を表示するか切り替えます。これをオンにすると各CPUごとの使用率を表示します。表示形式はオプションの設定で2種類選べます。 |
ログ出力 |
オプションでログ保存する設定にしている場合に有効。
これをチェックするとログファイルへの出力を開始します。逆に未チェックの場合はログ出力されません。(停止状態)
これをチェックした状態で終了すると、次起動時には起動直後からログ出力されるようになります。 |
設定... |
設定ダイアログを開いて動作オプションの設定をします。 |
ヘルプ |
ヘルプファイルを開きます。 |
バージョン情報... |
バージョン情報を表示するダイアログを開きます。 |
終了 |
ソフトを終了します。 |
|
■謝 辞
マルチCPU環境での動作報告をしてくださった方々のお陰で、今の所、全てのパターンではありませんがそれなりの環境での動作が確認されています。ご協力に感謝いたします。今後ともよろしくお願いします。
またHTML Helpの作成には、うな氏作「ヘルプましん」を利用させていただいてます。
大変Help作成の助けになっていて、ありがたいツールです。
■著作権、免責など
- 当ソフトの著作権、他一切の権利は、作者であるMARiN(佐藤雅弘)が保有します。
- 当ソフトの使用によって生じたいかなる障害・損害等に対しても、作者は一切の責任を負わないものとします。あらかじめご了承ください。ご利用に関しては、各自の責任において行って下さい。
- このソフトの著作権情報(Copyright表示)を書き換えないようお願いします。
■使用許諾・配布条件等
当ソフトはフリーウェアです。利用する際の制限はありませんので、自由に使用する事ができます。転載・配布も自由ですが、その際はオリジナルのファイル構成のまま、各ファイルに手を加えずに行ってください。また転載の場合は、事後でも構いませんので作者まで一報ください。
なお、書籍・雑誌等への掲載、商用目的の配布の場合は、事前にご連絡くださるようお願いします。
ファイル配布を伴わない、ソフト紹介のようなことについては特に連絡は必要としませんので、遠慮なくご紹介ください。(^^;)
■サポート
このソフトを使用しての感想・要望・バグ報告等がありましたら、下記アドレス宛に電子メールにてご連絡ください。もしくは、インターネット上の作者のホームページ内に開設している掲示板に書き込んでいただいても構いません。
また、このソフトの最新版も同ホームページから入手することができます。