■エラーで落ちる時は
WinXPユーザの方から下の囲みのような報告がありました。(情報提供:さみぃさん)

 どうやらこの現象はWindowsXP Professionalで「ページングファイルなしに設定する」等パフォーマンス系のチューニングを施していると出会うことがあるようです。(参考サイト中段辺り)

 この現象への暫定的な対策としてVer.1.31からはソフト起動時に、このレジストリ値をチェックして、もし存在して値が0以外だった場合はこのレジストリエントリーを削除してから起動するようにしました。
 ただしシステム設定をいじるので、この場合は必ずAdministrator権限のあるアカウントで実行する必要がありますのでご了承下さい。

WinXP ProでNT-CPUモニタを使用していたところ、ある日を境に正常に起動しなくなってしまいました。
色々調べているうちに解決方法がわかりましたので報告します。

現象:
ntcpu.exeを実行するとモニタウィンドウが1秒ぐらい表示された後に異常終了します。
終了する際に以下のダイアログが表示されます。
 |問題が発生したため、ntcpu.exeを終了します。ご不便をおかけして
 |申し訳ありません。
 | 作業途中であった場合、その情報は失われた可能性があります。
ダイアログに表示されているDLLのバージョンを調べてみましたが日付が古かったりファイルサイズが違ったりといったことはありませんでした。

よく観察すると、モニタウィンドウが表示されてから終了するまでの時間は、動作設定のモニタ間隔で指定した時間経過後であることがわかりました。
(すぐに終了してしまい設定の変更が出来ないため、ntcpu.iniのtmrate値をテキストエディタで変更して実験しました)
このことから、CPU使用率を取得するあたりに問題がありそうなことがわかります。

原因:
WinXP Proの「拡張パフォーマンスモニタ」という機能が無効になっているのが原因でした。

対策:
レジストリエディタを使用して以下のレジストリ値を0にするか削除する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\PerfOS\Performance\Disable Performance Counters

(レジストリ値が元から存在しない場合は別な原因だと思われます。)

備考:
この現象が発生するとき、VisualStudio6のインストーラー(vs60wiz.exe)も異常終了します。
MicrosoftのサイトのKBにもパフォーマンスカウンタ関連の不調で異常終了が発生するとの記載がありましたので、多分同じ原因だと思います。


今思えば、どこかのXPチューニング記事でパフォーマンスカウンタを止めてXPを快適にする設定をしたような気がします。まさかそれがこんな問題を引き起こすとは…。

この解決方法がどなたかのお役にたてば幸いです。