■動作設定ダイアログ

サイズx倍率
拡大表示したい範囲サイズを指定します。
(必ず中心のカーソル位置1画素分を含めた奇数のサイズになります)
右のボックスには拡大率(%)を整数(100以上)で入力してください。
※縦横サイズを異なる値に設定した時、虫眼鏡モードでもそれに合わせて楕円の形になります。
マウスカーソルとの相対位置
通常モードの時、拡大表示ウィンドウをマウスカーソル位置に対してどこに表示するか指定します。
距離は、マウスカーソル位置から最低何画素離すかを指定します。
(具体的には右図のようにマウスカーソル位置・ウィンドウ中心・ウィンドウ角が直線状に乗る位置での、マウスカーソル位置−ウィンドウ角間の長さになります)

角度は、ウィンドウの中心がマウスカーソル位置から見てどの方向に表示するかを 0度〜360度で指定します。
(時計でいうと12時方向=0度から始まり、時計回りに3時=90度、6時=180度・・・になり360度で12時に戻ります)
相対位置説明図
※マウスカーソルが画面の端付近にあってウィンドウの一部が隠れそうになると、表示位置は自動的に変更されます。
丸窓で表示
通常モード時と虫眼鏡モード時に、それぞれ拡大表示ウィンドウを四角型で表示するか丸型で表示するか指定します。
丸型ウィンドウで表示したい場合チェックを付けます。
拡大スムース&ホイールでの増減量
拡大スムースは、イメージを拡大する際スムース補間を掛けるかどうかを選択します。
なし
補間しない従来通りの単純な拡大方法です。
処理が高速で、整数倍の拡大率(100%,200%,300%,...)を主に使う場合に適しています。
半端な拡大率(整数倍以外)では拡大イメージが汚くなります。
バイリニア
バイリニア補間を使用します。
なしに比べて処理時間が掛かりますが、半端な拡大率でも綺麗なイメージが得られます。
ただし画素の境界がにじんだような感じになり、はっきりしなくなります。
バイキュービック
バイキュービック補間を使用します。
バイリニアに比べて少しクッキリした感じになりますが、さらに処理時間が掛かるため、表示サイズによってはチラつきが目立つかもしれません。
その場合は拡大率や表示範囲を調整して表示サイズを小さくするか、バイリニアなしを選んでください。
ホイールでの増減量は、虫眼鏡モードで上記拡大スムースを「なし」以外にした時に、マウスホイール回転時の拡大率の増減値を設定します。
レイヤー表示
動作環境がWindows2000/XP以降の時のみ設定可能です。
チェック(オン)時
半透明ウィンドウ等に利用されるレイヤードウィンドウのイメージも拡大表示に含まれます。
合わせて下の虫眼鏡モードのタイプを選択してください。
またこの場合ルーペ下を操作する機能は無効になります。
未チェック(オフ)時
一部ソフトのウィンドウイメージが拡大表示に含まれない可能性があります。
その代わり、虫眼鏡モード時でも下ののぞき窓式のようなチラツキ無く、通常モードと同等のイメージ表示ができます。
また通常モードマウスカーソルからの距離が小さくて、拡大範囲とウィンドウが重なってしまうような場合でも、拡大表示イメージが崩れません。
虫眼鏡モードのタイプ
虫眼鏡モードの時、拡大表示する範囲の画面イメージをキャプチャーする方法を選択します。
スナップショット式
あるタイミング(*)での画面イメージを拡大元として使用します。
(*拡大表示ウィンドウが非表示から表示になる時)
表示はスムーズですが、画面上の表示が更新された場合、拡大イメージが今現在のイメージとは異なってしまう場合があります。
その場合は、再度拡大ウィンドウの表示/非表示を切替えてみてください。
※この方式では、全てのモニタ上で表示される全領域のイメージをいったんメモリ上に取り込んでしまうため、環境によってはメモリ消費サイズがそれなりに大きくなってしまう可能性がありますので、ご注意ください。
のぞき窓式
マウスが移動する度に画面イメージを取得するので、拡大表示内容はほぼ今現在のイメージに一致します。
ただ画面イメージの取得方法の関係上、ウィンドウ中心部が若干ちらつきを起こします。
RGB情報を16進数で表示
このチェックを付けておくと、「ポイント情報表示」での色情報(RGB値)を16進数で表示します。
「トグル切り替え」の初期値はオン
「トグル切り替え」表示設定でソフトを起動した時、最初から表示状態にしたい時はこれをチェックします。逆に最初非表示にしたい時は、チェックを外しておきます。

■ホットキー設定ダイアログ

 拡大表示ウィンドウの表示/非表示を切替えるための、ホットキーの設定を行います。

入力方法
 エディットボックスにフォーカスのある時に、使用したいホットキーの組み合わせを実際に押してください。
 有効なキーの組み合わせの場合、エディットボックスに使用キーが表示されます。

有効(設定可能)なキー
(例:"Ctrl"、"Ctrl+0"、"Shift+A"、"F5"、"Alt+F10" ...)

■ウィンドウ個別設定ダイアログ

 拡大表示ウィンドウの表示/非表示の切替えタイプを、任意のウィンドウ別に設定できます。
 この設定を有効にするには、メニューの [表示/非表示]→[個別設定を使う] にチェックを付けます。

ウィンドウ情報取得
 このボタンを押した後で、対象としたい任意のウィンドウをクリックしてアクティブ化してください。
 クリックしたウィンドウのウィンドウクラス名ウィンドウタイトルが取り込まれます。

追加
 取り込んだウィンドウクラス名ウィンドウタイトルと、それに該当するウィンドウに対する表示切替えタイプの設定をリストに追加します。
 ウィンドウタイトルは、編集してから追加することができます。

 任意のウィンドウのウィンドウクラス名がここで設定したものと一致し、さらにウィンドウタイトルがここで設定した文字列を含む場合、対象ウィンドウに該当すると見なされます。
ウィンドウタイトルは完全一致ではなく部分一致で判断されます)

変更
 リスト上の行を選択すると、そのウィンドウクラス名ウィンドウタイトル表示切替えタイプが下に表示されます。
 ウィンドウタイトル表示切替えタイプを編集して変更ボタンを押すと、選択した行がその内容で置き換わります。

削除
 リスト上の選択した行を削除します。
 ShiftキーやCtrlキーとの併用で複数行を一度に選択して削除することができます。

クリア
 リストの内容を全て削除します。

(例)
任意のウィンドウ(ここではウィンドウAとします)に対する切替えタイプを「通常は表示」にしておくと、
メニューでは「通常は非表示」にしていて非表示の状態でも、マウスがウィンドウA上に来ると自動的に表示状態になります。(当然ホットキーを押している間は非表示になります)
マウスがウィンドウAから外れると、自動的に「通常は非表示」で非表示状態に戻ります。

また「トグル切り替え」の表示状態は、任意ウィンドウに対する「通常は表示」「通常は非表示」による一時的な表示状態に影響されません。
その代り「トグル切り替え」による表示状態は、メインメニューや任意ウィンドウに対する「トグル切り替え」全体で継承されます。